インターネットサービス大手のYahoo! JAPAN(本社:東京)は6日、同社の提供する無料メールサービスに、
「大量のメールをユーザーが効率的に処理できる機能」
を追加。同日提供開始したことを明らかにした。実装にはプロLifeHackerとして有名な田口元氏がプロデューサーとして参加。高度なLifeHack技術が採用されている。
Yahoo! JAPANが市場調査を行ったところ、インターネットメール利用者のおよそ9割が
「毎日、世界情勢や宇宙の歴史に比べるとどうでもいい、ムダなメールをやりとりしている」
ことが判明。友達がおらずまったくメールの来ない残りの1割を除く多くのユーザーにとって、こうしたムダを省きたい潜在的ニーズがあるはず…というのが同社の主張だ。
今回の新機能では「未読メールが溜まったときは思い切って全部削除する。ほんとうに大事な用件があれば、電話をかけてきてくれるはず」というLifeHackを応用。サービスインとともに450万件のメールを削除し、推定67万人の利用者を人生の貴重なひとときをムダにすることから救ったという。プロデューサーの田口氏は、
「メールだけでなくRSSフィードやblogの記事、人生などあらゆるものがムダ。今後はすべてのムダを効率的に処理するために、このLifeHackを使ったサービスを展開していきたい色即是空空即是色…」
と念仏を唱えていた。
いっぽう、コアユーザーをメインに多くの利用者を集めているgoogleの無料メールサービス「Gmail」も、対抗サービスの実装を検討中だ。同社広報によれば、「締め切りを過ぎた仕事の催促メールが来たときも、ボタンをクリックするだけで100万メガトンの核を爆発させ、全人類もろとも効率的に処理する」とのことで、早期のサービスインが期待されそうだ。