米Apple社がEMIグループと共に「DRMなし」サービス開始を発表した2日、国内でもこれに呼応した動きがあった。名乗りをあげたのは在京キー局のテレビ朝日で、今週末の6日からDRMなしのサービスに参入する。日米の大手がDRM廃止に動き出したことで、音楽業界の新時代への歩みは急激に加速することになりそうだ。
テレビ朝日によると、
「最近、
“音質が変わった”
などのクレームが多くDRMへの批判が強まっていた。視聴者ニーズを考え、思い切って廃止する決断を下した」
と今回の決定に至った背景を説明している。
DRM撤廃で空きとなる同時間帯には、金曜日夜8時から放映中の音楽番組「ミュージックステーション」が放送時間を拡大して進出。同番組のMCが人気イラストレーターと洋楽を紹介しあう、まったりテイストのコーナーをお送りする予定とのこと。なおイラストレーターが遅刻した際には、代替企画としてホリプロのマネージャーが出演。MCと共に電車談義に花を咲かせるという。
DRM事情に詳しい大山のぶ代さんは、
「これも時代の流れ。DRMがなくなると部屋ががらんとしちゃったよ…という気になるかもしれない。でも…すぐになれると思う。だから…心配するなよDRM」
と語っている。