<LifeHack専門家・田口元さん>
愚にもつかない資料作成をしろという仕事が上司からおりてきた。言外にサービス残業を強制しつつ…。あぁ…部下でもいれば代わりを頼めるんだけどなぁ…。この会社、採用ケチってるからなぁ。
そんなときは発想を転換。
「上司に丸投げして帰る」
というのはどうだろう。
無冠の平社員が、仕事を上司に丸投げ出来るのか?
出来る。出来るのだ。
それにはちょっとした「仕掛け」を施しておく。無能な上長を飛び越して、さらに上の上級管理職と仲良くなっておくのだ。ただし、彼らにはふだんからあなたのことを
「言うことを聞かない“自信過剰な部下”」
と上長に吹き込んでおいてもらおう。また、わざと上長を小ばかにした態度をとっておくことも欠かせない。
いざ、ウザい上長が資料作成の仕事を廻してきたら、しばらくおいてからこう言おう。
「まいったなあ。部長も次長も、ぼくの資料じゃさっぱりわからないって。芦屋さんの手が入ってなきゃOK出さないって言うんですよ。あとよろしくお願いしますー」
どうせ上長はマネジメント本ばかり読みあさっていて実務のことなんかわかってないので、引き継ぐ資料はそこらへんのゴミでもバレない。彼は「むずかしい部下を手なづけた」と思い込んで、喜々として仕事を引き受けてくれるはずだ。出来映えは保証できないが。
部長・次長への根回しにそれぞれ5分、業務やったふりに5分。全部でざっと15分。はやばやと退出したら残りの時間は転職の準備に使おう。
…今回のHackは、読者の「坂本」さんからの投稿を元に構成しました。筆者がネタを考えずに済んだという点でもすてきなLifeHackですね。