「Nゲージの拡充・整備に使うため」
と徴集・貯蓄されてきた予算を他用途に転用する「一般財源化」が、お母さんの審判を問うことなく行われる見通しとなった。「詐欺同然の行為」との指摘もあり、非難は避けられそうにない。
勝手に一般財源化したのは、都内在住の小学生・たかしくん(10さい)。調べによるとたかしくんは、一年前
「本格的なNゲージのセットを揃えたい」
とお母さんを説得。通常のおこづかいとは別枠で「Nゲージ特定財源」を毎月もらい、今年クリスマスの購入に向け積み立てていた。
しかし、今月はじめ
「鉄道はもう飽きた。ほかのものを買うのに使う」
と突然宣言。孫煩悩のおじいちゃんの協力をバックに、XBOX360と「デッド オア アライブ エクストリーム 2」の購入を強硬に決めたという。
一般財源化について、お母さんは
「もともと鉄道が好きな子だし、Nゲージのような高尚な趣味なら教育にいいかもと思って毎月の負担に耐えてきた。こともあろうに乳バレーに転用するとは詐欺以外のなにものでもない」
と怒りをあらわにする。いっぽう、たかしくんは「政府もやっていること」と、いっこうに悪びれないようすだという。今後のお母さんの反撃に要注意だ。