小泉首相は2日、官邸を訪れた野田元自治相との私的懇談の席上、中国に対する自らの言動について「私、ホントは中国のことがだいすきなんだけど…」と素直な心情を吐露した。記者団のインタビューに野田氏が明らかにした。
野田氏訪問の目的は
「バカッ! 中国なんて嫌いなんだからッ」
「ちょっと! 私の心の問題に踏み込まないでよねッ」
「ハァ? なにが問題なのか理解できないわよ」
など、中国に対し最近あいつぐ首相の冷たい発言の真意を質すことだった。出迎えた小泉首相に野田氏が問いつめたところ、
中国のこと、ホントはだいすき。愛してる。
ODAと称して現地事業経由で日本企業にお金を環流させるしくみをつくってくれたり、日本ならゼッタイ違法な労働条件で安価な労働力を提供してくれるのもだいすき。海底資源調査さぼってたら春暁ガス田みつけてくれて、ちょっとゴネたら分け前くれそうなのもだいすきだよ。
でも、本人の前に出るとどうしても素直になれない…
と「私はツンデレ外交派」であることを告白したという。
同時に小泉首相は「私、これからは素直になる! 中国のことだいすきってはっきり言う!」と宣言。今後はツンデレ外交を取りやめる決意をしたという。
異色の外交手法としては、ロシアの「ツンドラ外交」、コロンビアの「焼き畑外交」、三陸の「リアス式外交」などが有名だが、いずれもうまくいっていない。インタビューの席上、野田氏は
ツンデレ外交は意中の人に誤解を招きやすい。路線変更は正解だろう。首相が「アタックするならやはり正攻法」と理解してくれることを祈っている
と、小泉首相の恋の成就を陰ながら応援していた。