18日に衆院本会議を通過した臓器移植法改正4法案。「脳死は一般的な人の死」と認める、いわゆる「A案」が可決された。参院でもこのまま賛成が多数を占めれば「脳が死んでいればもうおしまい」という死亡基準が正式に法で決められることとなる。この場合、現・麻生内閣も「死亡している」と自動的に認定されることから、ポスト麻生争いがにわかに現実味を帯びてきた。
麻生内閣については、派閥の論理やネット右翼などの生命維持装置により、かろうじて政治活動は続けているものの
- 肝心の大脳が元総理の圧力で右往左往して大臣を更迭する
- 「投票権のない人はあっち行け」とか息を吐くように失言をとばす
など、もう死んでるとしか言いようのない感じなため、主治医は脳死と判定している。しかし、ラザロ徴候で生きているかのようなそぶりを見せることから遺族が感情的に割り切れず、「次の総選挙も麻生。これで勝つる!」などと死亡判定に抵抗していた。
法案が参院を通過すれば麻生内閣は自動的に「死亡」と見なされ、臓器は次期内閣などに提供される。ただ、これらの臓器は腐っているため利用を躊躇する移植待ち患者も多い。自民党においては、過去に
「出血性こうそくで会話できなくなった首相が首相代理を指名した」
などという奇跡があったことも、脳死を人の死と認めづらい空気を醸成しているようだ。
野党・民主党の輿石東参院議員会長も
「臓器移植法案を最優先でやらなければいけないとは思ってない。急いでも急がなくても死んでいる話だ。一日も早く引導をわたしたい気持ちはわかるが」
など消極的な姿勢を示しており、A案のままでの法案成立の可能性は五分五分と言えそうだ。