匿名掲示板や学校裏サイトなどネットでの誹謗中傷が問題視されているなか、また新たな犠牲者が出た。とある画家がネットで自分の絵画を手厳しく批評されたことに気を病み、自殺してしまったのだ。残された遺族は「お父さんを追い詰めたネットを許さない」と、掲示板などでの“ネット批評”書き込み規制を強く訴えている。
亡くなられたのは都内在住の画家・佐倉十朗さん。佐倉さんは区立高校の美術講師をするかたわら地道な活動を続ける中堅画家として知られている。今月8日の早朝、自宅アトリエで首を吊っているのを家族が見つけ通報したが、救急車が到着した際にはすでに死亡していたという。部屋に遺書があったことから警察は死亡と断定。捜査を終えている。遺書には、
「某巨大匿名掲示板に自分の作品を批評するスレが立ち、何百というカキコで徹底的にけなされた。自作自演でなんとか抗戦したもののfusianasanでIPを抜かれてどうにもならなくなった。もう命を絶つしかない」
と書かれていた。
調べたところ、佐倉さん関連のスレッドには
- 「兼業画家だろ? パイプとかふかして大家ぶってんじゃねーよ」
- 「トレース疑惑ハケーン」
- 「娘に“悪魔”とかDQNな名前つけてんだぜ」
- 「娘のハダカ描いてるって、ロリペド乙。通報しますたプギャーry)」
など、読むに耐えないコメントが大量に書き込まれていた。これらの心ない“ネット批評”を気に病み、佐倉さんが自殺に追い込まれたのは明白だ。
佐倉さんの娘で中学生の魔美さんは、弊紙の取材に対し
「お父さんの絵をけなし、私の絵を貧乳だと笑い、自殺に追い込んだネットの匿名の暴力をぜったい許さない!」
と涙ながらに語っていた。同様の被害を受けた人々と連帯し、政府にネット批評書き込み制限法制化を強く求めていく方針だという。いっぽう魔美さんは昨夜、豚の血を頭からかぶったまま街に消えその後ゆくえがわからなくなっている。第二・第三の悲劇を引き起こさないためにも、魔美さんの所在をご存知の方は至急警察にご連絡願いたい。
将棋に詳しい評論家の梅田望夫さん:
このような事態を招いてしまったのは日本のテレビアニメ業界の“残念”な現実だろう。なぜアニメ版で胸や乳首の描写がなかったのか。失望させられた。私はもう「全チャンネルアニメ録画三昧」の人体実験を終了する。今後はDVDボックスを買う