文化審議会国語分科会漢字小委員会から12日発表された新「常用漢字表」素案が、物議を醸している。新たに追加される220字の候補に、
「偏向した基準で選んだとしか思えない、おかしな漢字」
が多いことがわかったからだ。識者の中には「変態の陰謀の可能性がある」と指摘する向きも…。
常用漢字表は、一般の社会生活で日本語を書き表す際の目安として定められている漢字表。現在は1945字からなる。新たな素案は、情報機器の普及で利用される漢字の種類が増えていることを受けたもので、頻度の高い字を追加する方向で編さん作業が進められていた。しかし、一部の良識ある学者は発表された素案に並ぶ文字を見て、危惧を感じているという。
漢字に詳しい国語学者の永尾完治博士は語る。
「“尻”が追加されるのはまだ許せます。しかし“股”も追加されるというあたりで怪しさを感じざるを得ない。はては“匂”ですよ! 特殊性癖に基づく偏向があるのは明らかです!」
同博士は「漢字小委員会に“尻好きで匂いフェチの変態”が潜り込み工作活動をおこなったのではないか」と指摘している。
弊紙編集部でも素案を確認したところ、追加候補には“亀”といういかにもいかがわしい用途でしか使わないような字が並んでいることがわかった。さらに“撫”や“唾”、“濡”に加え“罵”や“蔑”といった読むだけで興奮してしまうような漢字も…。このようなハレンチな漢字表を、いやしくも国の審議会が制定してしまってよいのか。猛省を促したい。