4日都内で、専業主婦が自宅で瀕死の状態となっているところを近隣の住人に発見され、病院にかつぎこまれる──という騒ぎがあった。警視庁世田谷署は見つかったときの状況や病院の診断などから、
「発泡酒の飲み過ぎでアルコール依存症をこじらせたもの」
と見て、家族から詳しい事情を聴いている。
この主婦は、都内世田谷区在住の専業主婦・檀れいさん(36)。近所では「旦那さんの帰りをいつも“金麦と待ってる”すばらしい奥さん」として知られていた。しかし、実はれいさんの夫はIT土方のワーキングプアーであり、このところの納期逼迫でまったく家に帰れずサービス残業の毎日。れいさんは仕方なくひとり寝の寂しい夜を過ごすうち、「金麦と待ってるー」が、いつの間にか
「金麦飲んで待ってるー」
に変貌。発泡酒の飲みやすさも手伝って、完全なキッチンドランカーになってしまったもよう。
隣家の人の話によれば、発見されたときは半分空いた金麦の缶をたずさえながら、マンションの戸口に倒れ込んでいた。大丈夫かとたずねても「はぁ? とんでもねえあたしゃ神さまだよ」などと答えるばかりで、元タカラヅカ娘役の面影はみじんもなかったとのこと。
若いころ有楽町に足しげく通ったという世田谷署の担当刑事は、
「ここまで彼女を追い込んだ夫を、社会のあり方を許さない。必ず何らかの罪状で立件する」
と私怨を義憤にすり替えていた。なお、れいさんは今後リハビリ施設で社会復帰訓練にはげむうちbogusnews編集主幹と出会い、真実の愛に目覚めて幸せな第二の人生を送る予定だ。