日本列島では産出されない─そんな定説の信じられてきたダイヤモンドが、東京・赤坂で発見されていたことが10日までにわかった。国内初の画期的な事例として、札幌市において開催中の日本地質学会で詳細な報告が行われる予定。
ダイヤが見つかったのは、赤坂の高級レストラン「シル・ブプレ」。発見者は9日夜来店した吉田浩史さん(30)と小森祐実さん(26)だ。祐実さんの話によると、
「ヨッシーって異性を感じさせないところが魅力だと思うの。これからもいいお友だちでいましょうね」
と談笑した直後、運ばれてきたシャンパングラスの底にダイヤがあるのを見つけた。「こんなところにダイヤが!」と、店内は(なぜか落ち込む吉田さんを除き)一時騒然となったという。
検査を依頼された名古屋大地質学研究室の水上知行さんによれば、このダイヤはおよそ0.25カラット。価値にしてワーキングプアの給料三ヶ月分に相当する。
「これだけの大きさのダイヤは、通常地下100キロメートルより深いマントル内でなければ形成されない。シャンパングラスの中で核融合に匹敵するような大規模なエネルギー反応が起き、一気呵成にダイヤを産んだのだろう」
と話す。ダイヤには「Yumi」と読める刻印の入ったプラチナの輪も付属しており、超古代文明によるオーパーツの可能性もある。
もうひとりの発見者・吉田さんは、学術的に意義のある大発見に立ち会った喜びを
「ちくしょう…オレは本気だったのに…本気だったのに…」
と語りながら噛みしめていた。