東京都町田市の都営住宅立てこもり事件で、甘党法違反(所持)の現行犯で逮捕された暴力団員・竹下祐司容疑者(36)宅から複数のマカロンが見つかっていたことが、警視庁の調べでわかった。捜査本部では、同容疑者が色とりどりのマカロンに囲まれながら至福のひとときを過ごそうとしていたものと見て、さらに検証を進めている。
現場で発見されたのは「アンリ・ルルー」のアルページュ(口径3cm、6個入1,155円)、「イソムラショウゾウ」マカロンショコラ(口径5cm、12個入1,890円)ほか十数種。いずれも都心の有名洋菓子店でしか手に入らず、浮ついたOLのあいだで人気を集めている逸品。焼菓子のサクサクした食感とクリームの上品な甘さに定評がある。
捜査関係者は、製造日が発砲事件当日の刻印だったことから、
「大量のマカロンを抱えてウキウキして帰る途中、同じ暴力団の組員に見つかり、甘党がバレることを恐れて口封じのため射殺したのではないか」
と見る。「死んでおわびする」と騒いでいた説明もつくとのこと。
なお、証拠品のマカロンは所轄署の婦警がおいしくいただきました。