日本人が30万もの犠牲者を出す大虐殺を繰り広げたとする根拠はない…いま、歴史の誤った通説を正そうとする動きがふたたび活発になってきている。米国では検証のための書籍が刊行されたほか、国内では勇者による映画制作もスタートした。
問題になっているのは、いままでもたびたび議論されてきた
「ラダトーム大虐殺」
について。アレフガルドの民間スライム多数が、とつぜん侵略してきた日本人ゆうしゃによりラダトームで殺されたとする“事件”。
スライム側の主張では、ゆうしゃの犠牲になったのはおよそ30万匹。ゴールドや経験値を掠奪され命を奪われたことになっているが、このたび米国で発行された「ラダトームのウソ」は
- 当時、ラダトーム城内には一匹もスライムはいなかった
- レベル30でカウンターストップなのに30万匹も殺せるのか
- そもそもそんなにたくさんのスライムを殺すほどゆうしゃはヒマではない。本当ならまるでニート
などと厳しく指摘している。
また、国内で水島総氏らゆうしゃが立ち上げた
映画「ラダトームの真実」制作委員会
は、現存する資料から当時の実態を伝える検証映画の公開をめざす。「むりやり奪ったように喧伝されているゴールドや経験値は、ゆうしゃが現地スライムとの友好的な接触のなかでゆずりうけたもの。双方が“ぱふぱふ”をして楽しげにたわむれるようすを映した新発掘の資料もある」としており、スライム遺族の一方的な主張に取り入った国際世論に一石を投じたい考えだ。