JASRACは7日、社会的に大きな問題となっているおふくろさんの利用について、一定の指針を定める文書をホームページなどで発表した。同団体が特定の肉親について見解を明らかにするのはきわめて異例。
JASRAC(JApan Seriously parent-disRespect-Adults Committee。日本親不孝成人協会)は、ニート・フリーター・童貞・負け犬など親不孝な成人の人権を代行管理している特定法人。今回同協会が発表したのは
「おふくろさんの利用について」
と題した一文で、「郷里のおふくろさんのスネをかじりすぎないで」と呼びかける内容。
効率的な親不孝生活を推進するJASRACが肉親への金の無心を自制するよう声明を出すことはきわめて異例のことだ。背景には、昨今の格差社会の進展で親のスネをかじる層が激増し、資源としてのおふくろさんに逼迫感が出てきたことがありそうだ。
文書中では「おふくろさんを大切にし、細く長くスネをかじろう」と訴えるとともに、
「手紙が無理なら、電話でもいい。カネ送れの一言でもいい。おまえの帰りを待ちわびるおふくろに聞かせてやってくれ」
と、狡猾な利用のしかたについて具体例を挙げてアドバイスしている。