<非モテ系極右評論家・渡部昇一さん>
世は2月14日…。バレンタインデー真っ盛りで、多くの国民が恋愛にいそしんでいることだろう。しかし、その恋愛の背景に、とある勢力の陰謀がうごめいているのはご存知だろうか。
読者諸兄は恋愛のことを
「世界のどこかにいる運命の人とめぐりあって結ばれること」
だと信じて疑わないにちがいない。これがいわゆる「自由恋愛思想」である。自由恋愛思想は世間でおおむね肯定的に受け止められている。
だが、筆者が古い文献などを精力的に調査した結果、自由恋愛の源流には驚くべき教義が含まれていることがわかった。なんと、自由恋愛では運命の人とは
「赤い糸で結ばれている」
と信じられているというのだ。
アカい糸!
アカと言えばもちろん共産主義。赤い糸とは「共産主義による連帯」の暗喩にほかならない。つまり、自由恋愛思想とは
「恋愛に擬装して共産主義者を増やし、鉄の連帯を!」
という危険思想だったのである!
そういえば、思い当たるふしがある。私は寡聞にして経験したことがないのだが、自由恋愛に染まったカップルは喫茶店の飲食費はもちろん、ラブホテル代までワリカンにするという。これなどは私有財産制の廃止を掲げるアカの本性丸出しで、ねたましいというほかない。
このような自由恋愛思想を広めようと画策する雑誌・テレビなどは、もちろんすべてアカの手先であろう。「月九」と称するトレンディードラマで洗脳活動に明け暮れるフジテレビはアカの本丸である。この事実を知ってもなお、あなたは騙されたまま恋愛にはまり続けるのか。それとも彼女を筆者に譲って出家するか。選択はもはや待ったなしだ。