警視庁保安課は15日、大量の貨幣をマジックに用い変造したとして、貨幣損傷等取締法違反容疑で都内在住の都知事の男を緊急逮捕した。男は1999年ごろから同様の行為を繰り返していたとみられ、警察では厳しく余罪を追及していく方針だ。
逮捕されたのは自称・都知事の石原慎太郎容疑者(74)。調べによると石原容疑者は
「海外視察」
と題したマジックに使うため、都民の血税から得た公金を「ガラパゴス諸島豪華クルーズ」などに変造した疑いがもたれている。一回のマジックでおよそ3,570万円程度の貨幣が変造され、その合計金額はこれまでにおよそ2億4000万円以上にのぼる。警視庁の担当捜査官は、
「億単位の貨幣を変造するとは、過去に類を見ない規模。非常に悪質」
と憤りを隠せない。
同容疑者は「霊友会」などの有名宗教右翼とも昵懇で、「錬金術」のマジックにより巨額の政治資金を集めてはお茶の間を干上がらせてきたことでおなじみ。いっぽう最近では、
- フリーセックス・ヤリ捨てを推奨する有害図書「太陽の季節」を出版している
- 「死ね死ね」と若者をそそのかす自殺幇助罪を犯した
などの黒い噂も絶えなかった。
接見した弁護士によると、石原容疑者は
「弟が築いてくれた知名度に寄っかかって威勢のいいことを言っていればいいと、甘ったれていた」
と反省するようすを見せているという。