社団法人地上デジタル放送推進協会は29日、地上デジタルテレビでのゴシックロリータの放映を全面規制することで合意した。放置すればテレビの地デジ移行に大きな支障が出かねないとの判断によるもので、8月1日から一斉に実施される。
ゴシックロリータ、いわゆるゴスロリは過度に装飾の多いレースを濫用したファッション、およびそれを着る生きざまのこと。これまでは見る者を萌えさせる以外には害はないとされてきた。しかし、最近の研究で地上デジタル放送普及の大きな障害となりうることが新たにわかった。
問題となっているのは帯域幅。地上デジタルは狭い帯域で高画質な映像を擬似的に表現するため、動画に強力な圧縮をかけて配信している。この圧縮は、巨人戦中継や皇室アルバムなど一般的な放送には支障ないが、ゴスロリの華美すぎるレースについては対応できず、画像が潰れてしまう。この問題については地上デジタル本格放送開始前から危険性が指摘されており、
「“ローゼンメイデン・トロイメント”のオープニングをMPEG1で録画したらモザイクだらけになってしまった」
と、ゴスロリ苦に自殺者が出た例もある。
協会では、事態の緊急性を鑑みて
地上デジタルの問題点をあらわにするゴスロリは、反社会的。公衆の視線に浴するテレビ放映にはそぐわない
として、今回の放送規制に踏み切った。
いっぽう、問題の元凶であるゴシックロリータ愛好者らは、
「いまさらゴスロリはやめられない。ブーツを脱いだら極端に身長が低くなるのがバレる」
などと言いながら東京・日暮里の「布の街」に集結。抗議の衣装買い込み行動を繰り広げている。事態の動向如何によっては、集団リストカットも辞さない覚悟だという。
So-net blog:機能の黒板みたび:破綻しているデジタルハイビジョン / ニセモノの良心 : ハイビジョンって綺麗か? / 古川 享 ブログ: 放送・通信の在り方に関する、私見その10 / 地球クライ シスかなところはない。: 地デジの覚書。
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