広告代理店大手の電通(本社:東京)は20日、都内で緊急の記者会見を開催。サッカーW杯日本代表監督のジーコ氏に公式に謝罪を表明した。ジーコ監督は、電通を日本代表チーム不振の“戦犯”として非難しており、損害賠償を求める訴訟も検討中だった。今回の謝罪でサッカーは国賊の手から自由になり、下賤なテレビ画面に映るリスクも永遠に回避されることになる。
電通はワールドカップの国内独占放映権を保有。その強大な権力を濫用して、日本代表の試合を視聴率の得やすいゴールデンタイムに放映するようFIFAに圧力をかけていた。このため、ゆとり教育世代の日本選手たちは現地時間午後3時という暑い時間帯に試合せざるを得なくなり、苦戦の原因となった。この裏事情をジーコ監督がネットで暴露。国内外から
「テレビ放映のために国を売った電通に死を」
との非難が殺到していた。
会見の席上、電通の俣木盾夫社長は深々と頭を下げ、
「多くのサッカーファンに試合を見せようなどとよこしまな発想をしてしまい、誠に申し訳なかった」
と謝罪した。また今後については、
「選手のみなさんが純粋に試合に専念できるよう、二度とサッカーの中継は行わない」
と約束。23日に予定されていた「日本-ブラジル戦」も中継をとりやめ、代わりに「皇室アルバム」を放送する。
謝罪の知らせを聞いたジーコ監督は、
「これで選手たちはのびのびとプレイできる。ついでにドイツから日本人サポーターも追い出してくれれば、試合の結果を知られずにすむので一石二鳥」
と喜びの声をあげていた。