警視庁は12日、多数の殺人事件に関わった可能性のある重要参考人として、都内在住の小学生の少年を全国に指名手配した。この少年は、日本で発生する殺人事件の一割近くになんらかのかたちで関わっており、「殺人事件の黒幕」と目されている。現在のところゆくえはわかっていない。
昨年一年間に国内で殺人により死亡したのは、およそ700人。警視庁の調べでは、少年はこのうち7パーセントにあたる50件超について
- たまたま現場に居合わせる
- 刑事でもないのに現場をうろちょろする
など、なんらかの関わりがあることがわかっている。警視庁は
「実行犯かどうかはともかく、殺人の一割近くに関係する“黒幕”であることは間違いない」
としている。
少年が関係する事件は、ほぼ週に一度の頻度で定期的に発生しており、
「ルールに従って快楽殺人を楽しむシリアルキラーの可能性もある」
と見る筋もある。少年の普段の素行を知る発明おじさんは
「腕時計に仕込んだ仕掛け針で、他人をねらい打ちにするクセのある残虐な少年だった。いつかなにかやるとは思っていたが…」
と話している。いまのところ少年の所在は不明だが特定曜日の特定時間帯に姿をみせることが多いため、捜査本部は人員を月曜日の夜7時ごろに集中配備して警戒にあたる方針だ。