いよいよ開幕となったサッカー・ワールドカップ(W杯)ドイツ大会。近づく初陣の日を前に、日本の勝利を願うサポーターたちが力をあわせて焼き鳥を調達。代表選手らに差し入れをして話題となっている。
日本代表のシンボルといえば、神武天皇を勝利に導いたとも言われる「ヤタガラス」。これにあやかり「ぜひ勝って」の思いを込めて贈られたのが、今回の思わぬプレゼント「カラスの焼き鳥」だ。
昨年夏、サポーター有志らがヤタガラスゆかりの和歌山県・熊野大社にこもり、懸命の努力でカラスを捕獲。三本足をもつヤタガラスをリアルに再現するため、放射線を当て突然変異を起こさせるなどくふうをこらしたという。今週初め都内に調理担当のファンが集結。カラスをガスバーナーで丸焼きにして、みごとな「ヤタガラス焼き」が完成した。
サポーターらは
「ファンの手作り差し入れを食べれば元気百倍のはず」
と期待をあらわにする。日本代表の初戦は12日。オーストラリアを相手に戦われる予定だ。