誰もが一度は憧れる「お兄ちゃん」のステータス。2月23日は、そんな夢のお兄ちゃんの座に想いを馳せ、妹ゲットについて語り合う「お兄ちゃんの日」だ。各地で妹萌えをテーマにしたさまざまなイベントが開かれる予定だが、セクト間のトラブルが多い世界だけに「混乱が起きる可能性もある」と警察はパトロール強化などで対応する方針だ。
最大派閥の「ツンデレ妹萌え連合」は、23日午前から東京・九段下で集会を開く。
「ツンとデレの黄金比とは」
「おれの妹がこんなに可愛かった場合の倫理的対応方法」
などをテーマに講演やパネルディスカッションがおこなわれる。
いっぽう、合法的に妹とのスキンシップ強化を追求する「血のつながっていないいもう党」は、日比谷公園で「いもうと候補を探す会」を開催する。公園のおいしい空気を吸いながら散策し、気に入った女の子がいれば無断で連れて帰ることもできる。
それぞれがお兄ちゃんとしての夢を語り合う貴重な日だが、思い入れが強いだけに主義の異なる者同士が接触すれば、騒ぎはおろか暴動にまで発展しかねない。警視庁で警備を指揮する小野妹子警部は
「べ、べつにお兄ちゃんたちのためじゃなくて、他の人に迷惑がかからないようにするんだけなんだからねっ」
と、イベント開催地周辺で警戒を強化する方針を明らかにしている。