フラッシュマーケティングサービス最大手のグルーポン(本社:東京)が販売した
「新春おせじが通常の半額で手に入るクーポン」
について、注文通り届かないなどのトラブルが多発していることがわかった。同様のネットクーポン各社にビジネスモデルの再考を迫る事態となる可能性も出てきた。
問題になっているのは、グルーポンが東京・浅草寺と提携して販売した
「元旦から太鼓持ちが自宅を訪問! おせじを楽しめるクーポン」
で、一枚の価格は通常の半額にあたる1万円。限定500枚にもかかわらず即日完売の人気商品だった。
しかし、元旦当日になると各地から
「太鼓持ちが時間通りにこない」
というクレームが多発。さらには
- 「オレ、マジ太鼓持ちとかで終わるつもりないんで。おせじとかありえないッス」とたわごとを言われた
- 「あけましておめでとうございます、ご主人さま」とか言いながらうさみみメイドが現れた
など、品質に問題のあるケースがほとんどだったことから、ネットを中心に炎上が拡大している。
今回の件について、グルーポンでは「本職の太鼓持ちが関東には数人しかいないなかで、500件もの注文を受けてしまったことが原因。抗議を受けたお客さまには返金に応じる」と謝罪している。