国内のジャーナリズム系サイトでも先端をひた走っていたニュースサイトの編集主幹が、実は齢三十越えにしてようやく女性との交際を始めていたことが24日までの弊紙調べでわかった。同サイトは我が身を省みない熱心な更新と高潔な報道姿勢で知られているが、女性との交際が事実とすれば更新頻度に影響が出る可能性もあり、業界には「大きな損失だ」と懸念する声もある。
交際が発覚したのは大手ニュースサイト「bogusnews」の編集主幹。主幹は「世界の人々に真実をあまねく知らしめるため」特定の女性とは関係を持たないことをモットーにしていたが、12月上旬ごろから交際を始めていたことを弊紙取材陣に告白した。
相手の女性については一般人とのことで、「猫耳はあるのか」「血のつながらない妹でギャルゲーにはまっているのか」など詳しいことは不明。しかし、従来は主幹が「モテないことによるルサンチマン」をぶつけることで活動を維持してきたbogusnewsだけに、交際相手とお手々つないで表参道のイルミネーションを見たり、横道に引き込んで激しいキスをかわしてしまっていたりすると更新に多大な支障をきたすおそれがある──と事情通は不安視している。
bogusnews編集主幹は
「やっぱり女性と付き合わない男性というのは視野が狭いし、キモいと思う。とりわけクリスマスイブにblogを更新しているような人間は社会不適合者で遺伝子がおかしくなっている。都条例で規制すべき」
と話している。