昨今は財布を拾っても届けない大人も多いなか、たまたま拾った「宇宙」をローマ法王に届け出た日本の小学生のいることが、29日までにわかった。届けられた宇宙はバチカンで引き取りを待っている。
この小学生は都内世田谷区在住のたかしくん(8)。話によるとたかしくんは、28日の放課後ひとりで歩いていたところ、身の回りに「宇宙が落ちている」のをたまたま見つけた。ちょうどその朝みたニュースでローマ法王ベネディクト16世が「宇宙は神が創造した」と語っていたのを思い出し、
「神さまに返してあげよう」
と思い、法王に電話で届け出たとのこと。
法王庁側では前例のないことながら宇宙を受け取り、とりあえずバチカンで保管しながら落とし主へ知らせようと試みているが、
「近くにいたらとても傍観できないような悲惨な争いや、民の貧困が大問題になっているのに、まったく連絡が取れない」
という。
遺失物拾得関連の法令により、落とし主が現れればたかしくんは謝礼として宇宙の一割、一年後まで現れなければすべてを手に入れることになる。たかしくんは
「ぼくは新世界の神になる!」
と抱負を語っている。