国内最大手のSNS運営会社「ミクシィ」は、10・11日と連続発生した大規模なサイトダウン事故への対策として、
「サーバのホメオパシー治療」
をおこなうことを決めた。最近脚光を浴びているホメオパシーだが、IT業界で利用されるのは初めての事例となる。
ホメオパシーは、病気の原因となる物質を分子レベルで存在しなくなるまで水で希釈。それを砂糖玉にふりかけた“レメディ”を薬の代わりとして使う科学的治療法。特に、現代医療に見放された難病患者やアトピーなど慢性症状に苦しむ人々を救うものとして注目されている。
ミクシィでは、今回のサーバダウンを「原因不明で治療困難な難病」と判断。ミクシィ内のホメオパスコミュに助言を求めたところ「よく効くレメディがある」との回答が得られたことから、ホメオパシーによる治療を決心したという。
使用されるレメディは、米国の“よく落ちることで有名なマイクロブログサービス”のサーバからハードディスクを抽出し、元データが完全に消えるまでフォーマットを繰り返したり揺り動かしたりしたもの。原理的には、このレメディをミクシィのサーバにつなげれば
「サーバ本来の治癒能力が引き出されて治る」
という。ミクシィの関係者は「集合知のプラットフォームである弊社サービスが集合知に救われたようなもの」と感動しつつ、治療の行く末を見守る方針だ。