「月刊少年ガンガン」(発行元:スクウェア・エニックス)は看板作品「鋼の錬金術師」最終回を掲載した7月号が完売し多くの読者の手に届かない状態であることを受け、同作品を9月号に再掲載するという異例の決定を下した。しかし、再掲載のために等価交換された作品の名前がリークによってネットへ流出。「あの作品を犠牲にするなんて!」と非難が殺到する騒ぎとなっている。
等価交換されたのは「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)に連載されている「ハンター×ハンター」。大人の事情によりたびたび休載されるものの、多くの読者から支持を受けてきた。錬成をおこなったエドワード・エルリック氏によると
「真理のヤローが“ハガレンに相当するような人気マンガでなければ対価として見合わない”とか言うからよー」
ということで、再掲載原稿の対価として支払われてしまったという。このため、ハンター×ハンターは次回以降当面休載となる予定。
これに対し、ハンター×ハンターのファンは
「目先の売れ筋マンガのために作品を犠牲にするなんて許せない!」
とスクエニを非難するいっぽう、
「これまでのハンター×ハンターの異常に多い休載ぶんの原稿は、他社に錬成元として提供していたのではないか」
と集英社にも疑いの目を向けている。
集英社の広報部に問い合わせたところ、こうした疑いは否定しつつも
「富樫は犠牲になったのだ…出版業界の闇という犠牲の犠牲にな…」
と語っていた。