国民新党代表の亀井金融相が「皇居移転」を天皇に進言した件が物議をかもしているが、失態と思われているこの発言が実は水面下でちゃくちゃくと進行しつつある
「皇居要塞化」
を、国民にすんなり受け入れさせるための遠大な布石であることが28日までの弊紙による取材でわかった。
この発言は亀井氏が宮中で「京都とか広島とかに移転してはどうか」と述べたものだが、識者のあいだでは「なぜ京都だけでなく複数の都市の名を挙げたのか」が疑問視されていた。弊紙が独自にコンタクトした宮様筋によると「複数名を挙げたのは“一カ所にとどまらない”ことを暗に示唆している」という。さらに取材を続けたところ、連立与党が皇居を
「空中を浮遊し移動可能な要塞」
にすべく青写真を描いているとの驚くべき事実が判明した!
入手した資料によれば、新型皇居の名称は
「空中皇居アマテラス」
とされる。現在の皇居マラソンコース内全域をそのまま切り出し、総計240基のジェットエンジンを搭載。V/STOL推進により地上200メートルを時速800キロで移動が可能だ。基本兵装の“竹やり”のほか、いにしえの佐藤文書に記された最終兵器も搭載。完成のあかつきには日本国内はもちろん全世界に恐怖をもって君臨することが可能と期待されている。
皇居要塞化は、基地移転交渉の失敗で日米関係が悪化したときに備え「防衛力維持のため」検討が進められているという。武力増強となれば憲法9条による制限がつきまとうが政府は「皇族は日本国民ではないので9条の対象外」となる点に目をつけたようだ。亀井発言は不敬と取り沙汰されることを承知で、アマテラス計画を公表した際に国民が「それぐらいいいかも」と不感症になるように狙った“めくらまし”だったのだ。恐ろしい深謀遠慮である。なお、アマテラスの母港は天皇の避暑地として親しまれている栃木県那須高原と決まっており、地元は国会移転ならぬ皇居移転特需に沸きかえりそうだ。