世界的なインフルエンザ大流行に備え、政府がすすめている抗インフルエンザ薬の備蓄計画。厚生労働省は各都道府県にあわせて2,500万人分の備蓄を要請しているが、市場での圧倒的な品不足のため遅れているのが実情だ。内閣調査室の調べにより、この品不足の原因が特定の組織による抗インフルエンザ薬買い占めであることが14日までに判明した。
買い占めを行っていたのは火星軍第三惑星方面統合師団。日本国内の薬剤取引市場に子会社を通じて介入。抗インフルエンザ薬「タミフル」を買いあさっているという。購入量は11月までで累計1,000万人分にものぼっており、タミフルの6割が日本市場向けに出荷されるという歪んだ消費構造をつくりだす遠因にもなっていた。
火星軍スポークスマンのン・ジャマルソ・ング一級武官は、日本政府の非難声明にこたえて
わが軍は過去の地球侵略計画の失敗を教訓とし、土着ウイルスへの対策に力を入れている。原始的で粗雑な地球人とちがい、まったく免疫のないわれわれにはタミフルが必須。購入は地球のやり方に従って行っている。純粋な経済行為であり、なんら問題はないと認識している
との声明を発表した。医療ビジランスセンターの浜六郎医師は「インフルエンザは安静にしていれば治る病気。飲む必要のない薬を買い占めるのはいかがなものか」と警告している。
いっぽう、経済産業省Gメンも14日までに「カントリーミュージックのCDが音源ごと買い占められ市場から消えつつある」との動向を把握している。明白な証拠はないものの「背景に火星軍資本が関係している可能性は否定できない」とみており、引き続き調査を続けているとのことだ。