「家庭用ゲーム機の貴公子」とも呼ばれ絶大な人気を誇る「PlayStation 3(PS3)」さんが、雇用主であるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)に
「身が細るほどの過酷な労働を強いられた」
として、品川労働基準監督署に訴え出ていたことが21日までにわかった。今後は所属する労働組合を通じて待遇改善と補償を求めていく方針だという。
PS3さんによると、SCEに入社した当初は「君はソニーグループをしょって立つメディアハブだ」などとチヤホヤされていたが、日が経つにつれ態度が悪くなり
など、次々とパワハラまがいの無茶を要求され、心労が重なるうち初代比30パーセントも痩せてしまったという。
しかも目標が達成できないとわかると、赤字必至の激安価格で叩き売りに出されたとのこと。買い手は社会不適格者のキモオタばかりだったというから、現代版「女工哀史」どころではない悲劇だ。
PS3さんが加入する労働組合「ゲーム機ユニオン」の代表であるドリームキャスト委員長は、
「ひどい人身売買で労働基準法違反であることは間違いない。昨今の企業は、ちょっと旗色か悪いとすぐ値下げで叩き売りしたり、撤退したりと雇用モラルに欠ける。徹底的に糾弾していきたい」
と話している。