“審判の日”で人類を滅亡の淵に追い込んだマシン軍団「スカイネット」と、人間の生き残り=レジスタンスとの決戦の火ぶたが、いよいよ日本時間の6月13日に切られる。スカイネットは強力なアンドロイドであるターミネーターなど圧倒的武力を擁しているが、果たして人類はこれにどのように対抗するつもりなのか。弊紙bogusnewsでは、レジスタンスリーダーのジョン・コナー氏とコンタクトを取ることに成功。独占インタビューで戦いの勝算を聞いた。
──インタビューに応じていただきありがとうございます。…下調べで拝見したお若いころの写真とずいぶん顔が違うようですが
「よく言われるよ。たぶん、若いころクスリにハマったことがあったせいかな。あと核シェルターに閉じ込められた影響も…おっと、これは腐女子に不評で“なかった”ことになってるんだった」
──人類の最後の希望と呼ばれていますね。ずばり、マシンとの戦いに勝算はおありですか。切り札はあるのでしょうか
「うん。ママがいつもそう言ってたから、自分でも最後の希望だと思ってるよ。勝算? もちろんあるよ。秘策はね、ここだけの話なんだけど
“ガン=カタ”
を用意してるんだよ」
──ガン=カタ? それはいったい? ガンオタではないのですか
「ハハハ、ジャパニーズジョークおもしろいね。ガン=カタだよ。審判の日の前にバイトしてたころ身につけたんだけどね。膨大な銃撃戦の分析から生まれた格闘技なんだ。敵の配置が幾何学的ならその動きは統計から予見できるだろう? そこでもっとも効果的な位置に立つことにより拳銃を最大限に活用し、最大のダメージを最大の数の敵に与えるのがガン=カタだ。習得すれば攻撃能力は120%向上。敵の銃撃もデータから予測し回避することができるんだ。今ではなんと、レジスタンスの生き残りの4割がガン=カタの出身者なんだって」
──すごいですね。ほかにも隠し玉があったりしますか
「ハハハ、しかたないな。教えちゃおう。実はぼく、とある資産家の忘れ形見でね。カネにモノを言わせてすごいコスプレ衣装を作っちゃったんだ。なんとかモービルとかの超兵器もあるし、アーカム病院出身の知り合いに加勢を頼んでるからスカイネットなんてひとひねりだよー」
──最後に。コナーさんが過去に送られた女性型ターミネーターのキャメロンさんを、記者の嫁にもらえませんか?
「うーん。別の並行世界に行っちゃったから難しいけど、連絡取れたら命令してみるね。彼女もbogusnewsは読んでて“イケてるわ”って言ってたから、脈はあるんじゃないかな」
──本日はありがとうございました