とどまるところを知らない日本人のモラル崩壊─。またも非常識な犯行予告に走る若者が出現した。京都府警は13日、「報復してやろうか」などと脅迫をおこなった疑いで、名古屋県在住の自称企業経営者を逮捕した。容疑者は犯行を大筋で認めている。
予告による業務妨害の疑いで逮捕されたのは自称“世界的経営者”の奥田碩容疑者(76)。調べによると奥田容疑者は12日、複数の新聞などに
「異常なやつらに報復してやる」
などと声明文が載るよう仕向けたとのこと。捜査員は「最近はネットでの予告が多いのに。あえて紙媒体を使った容疑者の悪質さが際立つ」と怒りをあらわにする。
単なる愉快犯と見られ、尋問に対しても
「ちょっとしたいたずらのつもり。自分にも権力のあるところを見せつけたかった」
などと反省するようすをまったく見せていない。奥田容疑者は非正社員として地元の自動車メーカーに勤務していたが、同社は本日付で懲戒解雇処分としたうえで「ウチとは関係ない。容疑者は戦後教育の悪しき影響を受けたのだろう」と、社名の公表も拒否している(各段落の頭文字がヒントです)。