警視庁組織犯罪対策部特命係に所属する亀山薫巡査部長が、名コンビとして知られる同係の杉下右京警部との“相棒”関係を10月以降にも解消する方針であることが、29日までにわかった。団塊以上の世代は強い衝撃を受けている。弊紙の独自取材によれば、突然の“亀山卒業”の背景にはスキャンダラスかつ淫靡な事情があるようだ。
亀山巡査部長がリストラで“人材の墓場”とも呼ばれる特命係に着任したのは8年前。当初は杉下警部の事件解決能力に惚れ込み「右京さん」となつくなど名相棒ぶりを見せ、その活躍は映画化までされた。しかし、しばらくして亀山は杉下の耐え難い性癖に気付く…。何かにつけて亀山の股間を見つめては舌なめずりするのだ。
「ああ、“相棒”じゃない。“肉棒”として見られているんだ、と気付いて愕然としましたよ。前任者が次々と辞めた理由にも合点が…」
やがて、亀山は杉下の執拗なモーションに耐え切れず、いやいやながら関係をもつようになった。
だが、杉下の亀山への“熱中時代”は長くは続かなかった。警視庁鑑識の米沢守という新たな男に興味が移り始めたのだ。もともと杉下はどちらかと言えばデブ専。米沢と濃厚な夜を過ごすうち、亀山との関係は次第に冷え込んだ。一方的に欲情のはけ口とされ捨てられた亀山は打ちのめされ、まさに“傷だらけの天使”状態に。そこで今回の“卒業”を決心したというわけだ。
こうした疑惑について、杉下警部は取材申込をすべて拒否しノーコメントの状態。いっぽう、亀山巡査部長は卒業後の身の振り方について
「刑事貴族になりたい」
とはにかみながらも夢を語っている。新天地では杉下のような人物にひどい目に遭わされることのないよう、応援したいものだ。