京都・醍醐寺が全焼した事件で、京都府警は25日、放火の疑いで福岡在住の自称貴族の男を逮捕した。男は大筋で容疑を認めているが、世界遺産にも認定されている名刹を落雷で燃やすという犯行の大胆不敵さから、同署はさらに余罪があるものとみて追及を続けている。
逮捕されたのは福岡県太宰府市在住の菅原道真容疑者(1163)。調べによると、菅原容疑者は今月23日、京都の醍醐寺に神通力で雷を落として放火。観音堂を全焼させた疑いがもたれている。「天神様(=菅原容疑者の通称)のたたりにちがいない」との目撃者の証言から府警が問い詰めたところ、
「たしかに私がやった。受験シーズンを過ぎておさい銭の入りも悪いし。最近自分が話題にならないのに腹を立て、天罰を落としてやろうと思った」
と自白したため逮捕に踏み切った。
同容疑者については過去にも落雷による放火を繰り返したり、生物兵器で疫病を流行させたのではないかとの疑いがかけられており、かねてから黒い噂が絶えなかった。太宰府市の近所の人の話でも、
「東風が吹くと京都から梅の木を拉致してきて、“ヒヒヒ”と笑っていた」
など異常性格を伺わせるエピソードに事欠かない。
菅原容疑者に詳しい藤原時平さんは
「彼は過激なナショナリストで中国との国交断絶を推進する中心人物でもあった。逮捕は政界正常化にもつながるのではないか」
と歓迎する。なお、容疑者が有罪かどうかの裁決は「天神様の言うとおり」に従って厳密に下される予定だ。