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最近の中高年は書取りが苦手－日本ペン字振興協会が実施した調査で、昨今の学力低下が熟年層にまで及んでいる事実が明らかになった。管理職クラスに相当する40代男性の正答率は約20%。同じ問題を秋葉原街頭の無作為サンプル抽出で解いてもらったところ約9割と、極端な落差があらわれた。
この「日本語書取調査」は出題者が読み上げた語を正しく書き取れるかどうかを調べるもの。正答率が低かった設問の中には「プリベイト（正しくはプリペイド）」のほか、「ディスクトップ（デスクトップ）」のように40代で16.5%、50代で9.8%しか答えられなかったものもあった。「デスノート」を「ディスノート」、「ふたりはプリキュアMaxHeart」を「ふたりはブリュキア・まっくすは～」とする誤答もめだつ。正答率が高かった「orz」も50代では14.3%にとどまった。秋葉原で対照調査のため行われた若年層回答サンプルは94.5%の高正答率で、誤答が目立ったのは「orz」を「 ＿|￣|○」とした例だった。
主催したペン協は「書き取り能力が低いと、出会い系サイトでの成功率が低下するという研究報告もある。熟年者はもっと危機感をもつべき。積極的に匿名掲示板に書き込みをして書き取りリテラシーを高めてほしい」と話している。
- 2005
- 10/04 17:48