「たくさんお米を食べれば減反しないで済み自給率が上がる」とした福田首相の発言を受け、2日午前の東京証券取引所では桶メーカー株が急騰。一時は前日比2万円高となる銘柄もあり、軒並みストップ高となった。
証券アナリストによると、「お米たくさん食べる→減反不必要→自給率上昇」とした首相発言に機関投資家らが敏感に反応。
「自給率上昇
→家庭の買い置き米増える
→米を食べてネズミが増える
→ネズミが桶をかじってダメにする
→新しい桶を買う
→桶屋が儲かる」
との連想買いで、取引開始直後から主要桶屋株に買いが殺到した。
これにより、業界一位の佐渡桶屋(本社:新潟)の株価は前日比2万円高の年初来高値を更新。ストップ高となった。同社の広報は
「こんな高値は江戸時代以来だ」
と喜びつつも困惑を隠し切れないようす。
いっぽう、自民党食料戦略本部の本部長を務める加藤紘一元幹事長は、取引終了後の2日夕、
「自給率の低い大豆の安定確保も大事。
大豆自給率を上げる
→豆腐の生産量が増える
→豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ人が増える
→棺桶屋が儲かる」
との見解を表明した。明日の市場も波乱含みの展開となりそうだ。