茨城県のローカルヒーロー・イバライガーが、道路で立ち往生していたカルガモを助けた美談が全国で話題となっている。しかし、その美しいドラマに「ヤラセではないのか」との疑惑が急きょ浮上─。現場の道路に、水戸納豆がしかけられていた痕跡があるというのだ。
カルガモの一件の舞台となったのは、同県つくば市の学園東大通り。通行量の多い道路の真ん中に取り残され、動けなくなっていたカルガモの群れをたまたまパトロールしていたイバライガーが発見。交通規制などをおこない逃がした…とされている。しかしその後、栃木県人会茨城支部が現場を調査した結果、カルガモが立ち往生していた近辺から水戸納豆の粘液が付着しているのが見つかった。
同県人会の益子洋一支部長(54)は、
「はぁー、いばらぎのごじゃっぺやろめらが、道路さ納豆しかけてカルガモを動けないようにしてたんだっぺ。早い話がヤラセってことだねー。おっそろしい話で、けつめどちぢこまっちゃうべよ」
と憤りを隠せない。「しもつかれを食べる習慣のない茨城県人は心が歪んでいる。めだつためにこれくらいの悪事を働いても不思議ではない」とも指摘する。
いっぽう、イバライガーの事務所側は「ヤラセなど、まったくの事実無根」と猛然と反論する。
「動けないカルガモたちは、みなカンピョウで身体を縛られていた。また、近隣には餃子の匂いも漂っていた。今回の事件が栃木県人による凶悪な動物虐待であることは明らか」
というのだ。事情通の中には、「栃木は有力なローカルヒーローを抱えていない。今回の事件についても、イバライガーの存在をうらやみ、あわよくば交通事故に巻き込んで殺そうという彼らの陰謀の可能性が高いのではないか」と指摘する声がある。果たしてどちらが真実なのか…そして、茨城と栃木はどちらが都会なのか。今後の動向から目が離せそうにない。