政府の教育再生懇談会(座長:安西祐一郎慶応義塾塾長)は、17日都内のホテルで会合を開き、子どもたちを有害情報から守るために
「小中学生にはことばを教えない」
とする提言をまとめた。ことばが出会い系サイトでのやりとりのほか、ポルノ情報の交換、いじめなどに使われ青少年の健全育成に悪影響を及ぼしている事態を重く見たもの。
提言の中では、学校のカリキュラムはもちろん家庭教育の場でも「ことばを教えないこと」を原則として要請している。これまでの有害情報対策では、「規制してもすぐに新手が法の網をすりぬけてくる」ために実効性が低かった。あらゆる情報の基本となることばに制限をかけることで、抜本的解決をはかる。
懇談会の席では、
「そもそもことばを覚えさせることには、反体制・反日思想を育んでしまうリスクがある。“子どもにはことばを身につけさせない”という教育的メッセージを発するべきだ」
と満場一致で可決された。一部には「大人になったとき社会人として必要な言語能力が身につかないのでは?」と懸念する声もあったが、「ほとんどの社会人の知能はゴリラ並で、意味のあることなど喋っていない」との指摘で意見がまとまった。
提言に関する記者会見で、教育再生懇談会担当の山谷えり子首相補佐官は
「ウッホー、ウホウホ。ウーホッホッー、ウガーッ」
とふだんどおり胸を打ち鳴らし、なにかをアピールしていた。