80年代に大人気を博した刑事ドラマ「あぶらみ刑事」シリーズ。最後の劇場版から7年ぶりに“あぶ刑事”のふたりが横浜・港署に復帰、大波乱を巻き起こす姿を描く。
韓国で違法カルビ肉の潜入捜査を行っていたロース肩山とサシ多目。7年ぶりに横浜・港署に戻ってくると、かつての後輩・バラ透は課長に昇進するなどすっかり様変わり。しかし、かつて同じ釜の飯を食った仲間同士。さっそく復帰祝いのすき焼きパーティを開くのだった。そこへ、かつて逮捕した凶悪犯・ギョニク権堂が脱獄したとの急報が! ふたりは脂身を噛みしめながら権堂を追いはじめる…。
主演の二人がすでに50過ぎとあって、さすがに衰えは隠せない。柴田恭平はコレステロール値が高すぎるという医師の警告を押し切っての出演だったそう。しかし劇中では、そんな高脂血症をみじんも感じさせない食べっぷりを見せてくれる。ラスト、精肉工場での犯人との大食い勝負は観ているだけでげっぷが出そうだった。劇場には朝ご飯を抜いて出かけることをオススメする。
- 2005
- 10/18 21:31