東京地検特捜部は6日、贈賄の容疑で都内在住の女性・でんこ容疑者(28)を緊急逮捕した。国政選挙での電子投票を可能とする公職選挙法特例法改正案の成立にむけ、与野党の複数の国会議員に対し金品の見返りに便宜をはかるよう依頼した疑い。同特捜部は「国政に及ぼした影響は甚大」と慎重に捜査をすすめている。
公職選挙法については、電子投票以外にもさまざまな案があり、なかでも反体制的な有権者を放射能でスマートに殺す「中性子投票」や、アイドル天使ようこそようこを楽しめる「陽子投票」などの競合は直前まで有力視されていた。しかし先日、与野党の協議で電子投票が一躍最有力候補に。背景には何らかの圧力があったのではないか、とささやく声も聞かれた。
特捜部に寄せられた国会議員からの通報によると、でんこ容疑者は今月はじめまでに複数の議員宅などを
「じゃん」
と訪れ、現金などをチラつかせながら
「電気をたいせつにね」
と電子投票への便宜供与をせまっていたという。同容疑者は大筋で犯行を認めている。
捜査員のひとりは
「内田春菊の絵はときおり明らかに手抜きであり、その点でも余罪を追及していく。あれで人妻だというのもおそろしい」
と語っていた。