全国27の空港および126の港湾で20日、人気の
「テロモン」
を題材にしたスタンプラリーがはじまった。参加はガイジンのみに限られるが、ラリーポイントでスタンプを集めれば豪華賞品が当たるとあって、おとなも真剣な面持ちで押なつに精を出していた。成田空港では、イベントのなりゆきを見守ろうと「テロモンマスター」の鳩山邦夫法務大臣が顔を出す一幕も。
テロモン─「テロリストモンスター」は、この世界に確認されているだけでも151ぴきいるといわれるナゾの生き物。じばく、どくがす、かく、たこくせきぐん、けんぽうかいせい…などさまざまな特殊能力をもち、いつも国際平和を乱すいたずらをしている。今回のスタンプラリーは、こうしたテロモンを見つけ出してみんなでテロモンマスターになろう! という設定。各地に設置されたスタンプマシンに指先でスタンプを押すだけで、参加者の中に隠れたテロモンをサーチしてくれる。運よくテロモンが見つかれば豪華賞品プレゼント。国外旅行や、網走ホテル宿泊券などが当たる。
この日、成田空港に「一日テロモンマスター」として現れた鳩山法相は、スタンプ待ちで並ぶガイジンの群れの前に立ち、「テロモンいえるかな?!」の歌を披露した。
♪オサマ、タリバン、フセイン、チェイニー、ボルトン、ブッシュ、ラムチャン、ライスー、ウォルフォウィッーツ、アベシンゾー…ラララ、いえるかな? テロモンのなまえ~!
さすが政界一のテロモン通として知られる法相。151のなまえをみごとに歌い終えた。その後、鳩山氏は汗をふきながら
「みんな、テロモンは友だちだ!
人権侵害政策を推進する理由付けのための、かけがえのないパートナーだよ! 仲良くしよう!」
と語り、イベントの成功を祈りつつ現地をあとにした。