タレントのひこにゃんさん(400)が17日未明、滋賀県内の自宅で倒れているのを訪ねてきた人が発見。病院に運び込まれたものの、出血多量ですでに亡くなっていた。発見現場に遺書があったことから滋賀県警では自殺と見ている。ひこにゃんさんは滋賀県彦根市にある彦根城のイメージタレントなどとして活躍。お茶の間で親しまれていた。
ひこにゃんさんが見つかったのは自宅にしている彦根城の一室。ふだん頭にかぶっているカブトの角を尻に突っ込み、血を流し倒れていた。遺書には、
「がんばればがんばるほど
“ゆるい、ゆるい”
と冷やかされ、つらかった」
と綴られていたという。
親しい知人でデザイナーのもへろんさんは、
「彼は一般にはカミングアウトしていなかったが、受け専のゲイ。“ゆるキャラ”として知られるようになってから、ハッテン場でも
“あそこがゆるいんだって?”
と敬遠され、パートナーが見つからずさびしい思いをしていたようだ。彼の気持ちに配慮するよう私が市側と交渉中だったのに、力及ばずこんな結果に…」
と、目頭をおさえながら語る。
ひこにゃんさんいじめの張本人と目されるみうらじゅん氏は、自殺の報にうろたえつつ、
「傷つける意図はなかったのだが…」
と責任を全面否定している。県警は自殺教唆の疑いもあるとして慎重に調べを進めてゆく方針だ。