宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、この冬に打ち上げが迫る超高速インターネット衛星の愛称を
「ダウソ」
に決定した。約1万件の一般公募の中から、衛星の目的をわかりやすく表したものを選んだとのこと。
この衛星は今年12月の打ち上げを予定しており、各家庭に設置されたアンテナを介しダウンリンク最大122Mbpsのインターネット接続を提供する。正式名称は「WINDS」だが、気象衛星など同様、一般に親しんでもらおうと愛称を公募していた。
提案された名称の中には、“部屋に引きこもってのインターネット三昧を実現する”ことから「こもり」や、“ブログや掲示板を炎上させる”という意味の「もゆる」など力作がそろっていたが、「とにかくエロ画像や違法ファイルをダウソしまくれる」という意味を込めた
「ダウソ」
が452件ともっとも同案が多かった。JAXA広報部では決定した理由を「WINDSの用途をよく表しており、国民の期待を感じさせられる」と説明している。
超高速インターネット衛星については、今後、アップロード速度最大384Mbpsを実現する「ウプレ(仮)」の打ち上げも予定されている。両衛星がそろえば、光回線などによるブロードバンド環境が未整備の地域でも毛穴まで見える裏ビデオをじっくり鑑賞できるようになる。いわゆるデジタルディバイド解消に大いに役立ってくれそうだ。