1日に大幅なデザインリニューアルを果たした国内最大のSNS「ミクシィ」だが、会員から「使えなくなった」「こころが痛い…」などのクレームが殺到、大混乱となっている。同様の不満をもつ利用者は、1千万IDのうちおよそ5万とも10万とも言われ、上場した同社の収益の柱となっている現状では決して無視できない数にのぼる。
ニックネーム「愛の狩人」として参加している都内在住の男性(33)も、リニューアルに不満をもっているひとり。狩人さんは「実名・顔出しの女性とバンバン知り合いになれる」とのふれこみを聞き、2ちゃんねるの紹介スレッド経由でミクシィに入会した。しかし今回のデザイン変更後は、
「コレは! と思う女性にマイミク申請しても、ぜんぜん受け付けてもらえない。それどころか
“毎日あしあとつけないでもらぇますぅ?
きもぃんですけどぉ”などとメッセージを送ってこられた例もあった」
とのことで「もはや出会いの場としてまったく使えない状況」。原因にはまったく心当たりがなく、デザインリニューアルしか考えられないという。
また、おなじく都内在住の男性(26)は、ミクシィを自作ポエムの公開場所として活用している。しかしリニューアル後から「急に“読み逃げ率”が増えた気がする」と語る。
「ポエマーとしての活躍の場を奪われたことはもちろん、ポエムに釣られた女性とお知り合いになりたいという夢がかなわなくなり、こころが痛む」
ミクシィ内では、このほか「ミクシィのせいで郵便ポストが赤い」「イラク問題が泥沼化している」など多様な不満をもつ人々が集い、「デザインを元に戻すことを要望するコミュニティ」を立ち上げ、運営サイドに要望を突きつけている。今のところ反応はないというが、コンプライアンス遵守の観点からミクシィは早急にわれわれに彼女を紹介するべきだといえそうだ。