文字コード・エンコーディング体系として知られるUnicode UTF8さん(9歳)が11日、都内で自殺していたことがわかった。関係者によれば、このところ周囲で論争や誹謗中傷が絶えないのを苦にふさぎこむことが多かったという。葬儀は故人の遺志により密葬となる予定。
UTF8さんはエリートで有名なUnicode家の末妹。ここ数年、「I18Nでラクできる」「なんかカッコイイ」と勘違いしたプログラマのあいだで採用が進んだことから華やかなセレブ生活を送っていたが、
- カネ(特に円)に弱い
- 波打ちぎわをダッシュすると右左もわからなくなる低脳
- 天然キャラの演出のつもりか、いつもデカい辞書を抱えていてウザい
- 実の親ではなく、サロゲート夫婦に産んでもらったらしい
- 古いワーキングブラウザに冷たい、格差社会の象徴
などの批判や中傷にさらされるようになり、最近は落ち込みがちに。親しかったBOMさんによれば心療内科に通院して治療を受けていたこともわかっている。
また、周辺では
「PerlのUTF8対応は勝手にフラグとか付けてめんどくさいんじゃボケー!」「なにをーてめー! Encode.pmのメンテがどんだけ大変かわかって言ってんのかー!」「PerlのせいじゃないことをPerlのせいにしないでください」「はぁ? それじゃ実用になんねーだろ」
など、いまだjcode.plを愛用しているKENT氏やbogusnews編集主幹にはどうでもいいような醜い論争が多発。繊細なUTF8さんはいつも「私のせいで…」と心を痛めていた。亡くなった11日もネットでこうしたフレームを見てしまい、無言のまま自室に引きこもったところだった。その後応答がないことを不審に思った家人が部屋に入ると、すでにBidiセキュリティホールを自分で衝いて亡くなっていたという。
訃報を受け、文字コード界の重鎮であるJIS X 0208 CP932さん(25)は、
「UTF8さんの死をムダにしたくない。これ以上の悲劇を引き起こさないためにも、私による世界統一を進めたい」
との見解を表明。最終兵器necom830の発動を検討中だとしている。