次期大統領を決める決選投票が行われていたフランスで現地時間6日、選挙の結果が判明。国民運動連合のサルがシラク氏の後継に決まった。サルが国の代表に就任するのは地球上では初めて。
新大統領に選ばれたのはサルで孤児出身のニコラ氏(52)。幼いころパリ巡業中のサーカスに捨てられ、さまよっているところを不憫に思った地域住民に助けられ、エサをもらううち人語を解するようになったという異色の経歴の持ち主。放浪中に不法移民層にいじめられた恨みから彼らを
「人間のくず」
と呼び、徹底した仕返し政策を訴えて支持を集めた。
他国でもイヌ、バカ、男根などが選挙で当選した事例はあるが、類人猿は近代国家では初めて。フランスの革新ぶりがはからずも立証されたかっこうだ。
就任に伴い、ニコラ氏は演説を行い
「今後はブッシュ米大統領と仲良く核軍備を増強して、地球を猿の惑星にしたい」
と抱負を語った。