「憲法は日本の古き良き風俗を破壊した」─憲法記念日の3日、改正を求める物部守屋氏らは奈良県内で改憲を求める盛大な集会を開催。会場では、外国の文化や価値観を押しつける憲法のありかたに非難が集中していた。
主催者の物部氏は基調講演で
「憲法が発布されて以来、日本人の精神は堕落。世に混乱がはびこっている」
と指摘。すべての元凶は仏教を強制する「十七条憲法」にある─と厳しく断罪した。また「日本にはもともと八百万の神が存在する。特定アジア由来の宗教である仏教など広めたら、疫病が流行り飢饉が起こる」との主張に、来場者は力強くうなづいていた。
集会はその後、パネルディスカッションを行い「素人の聖徳太子が即席でつくった憲法など認めるわけにはいかない」などの意見でひとしきり盛り上がったあと、
「憲法第二条(篤く三宝を敬へ)の削除」
を求める国民宣言を満場一致で採択して解散した。
護憲派の蘇我馬子さんのコメント:
日本には仏教を取り入れた強力な律令国家の建設が必要。軍国主義者・復古論者の物部氏は時代遅れだ