家族が一緒に入浴するのは条例で禁じる男女混浴にあたる――として兵庫県が難色を示していた同県内公営浴場の「家族風呂」について、16日、浴場側が一定の譲歩をすることで操業許可が下りることが決まった。一時は運営不可? とも危ぶまれていただけに、関係者一同“ほっと”しているという。
問題の浴場は、兵庫県小野市が運営する「貸し切り風呂」。これを家族向けに開放したいとする市側の意向に、県が男女混浴を禁じる公衆浴場基準条例に抵触するとして待ったをかけていた。
そこで小野市では、県に対し大幅に譲歩。該当浴場を風俗営業法に定められた
「個室付き特殊浴場」
として申請しなおし“衣替え”することを決めた。特殊浴場については、兵庫県でも男女の濃密な混浴が認められている。
再申請のためには、浴場へのマット・ローション・イソジンなどの整備が必要になるが、担当者は
「今年度の予備費内で工面できそう」
としている。
県側も基本的に問題ないとの見方で、
「あのまま家族風呂が実現されていれば、ジェンダフリーを推進する邪な勢力の思うつぼだった。風紀は乱れ、イエ制度は崩壊していただろう。特殊浴場なら、
“学生サーン、こういうトコはじめて~?”
などとお姉さんとコミュニケーションをとることもでき、人間力の涵養にも役立つ」
と満足げだ。
なお、小野市貸し切り風呂ではオープンキャンペーンを実施中。9月末まで「bogusnewsみた」と言えば指名料無料となる。