英国で発生したテロ未遂事件を受けて成田空港入国管理局は11日、保安対策のために警察猫500匹を緊急配備することを決定した。これらの猫は手荷物検査などの現場ですでに活動を開始しており、新たなテロを未然に防ぐべく尽力中だ。
英国の事件では、犯人が液状の爆発物をペットボトルに封入して飛行機内に持ち込もうとしたことがわかっている。各国際空港ではすでにペットボトルの持ち込み禁止措置をとっているが、銃器類と異なりX線に反応しないため発見しづらいという問題がある。
そこで投入されたのが警視庁で秘密裏に訓練されてきた「警察猫」だ。今回投入された500匹は、ペットボトルを忌避する猫特有の能力を活用できるよう訓練されている。警視庁ねこ課で訓練にあたってきた江戸屋猫八さんは、
「通常の野良猫の200倍のペットボトル発見能力がある」
と猫背で語る。
導入初日となった成田空港の現場では、
- 検査機の上で丸くなって仕事をしない
- 勝手にトランクの中にこもって行方不明になる
などささいなトラブルはあるものの、毛並みは上々とのことだ。
猫に詳しいテロリストのオサマ・ビン・ラディンさん:
猫がかわいそう