国内最大手のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」は27日、検索エンジンにGoogleのサービスを採用すると発表。これで国内の検索市場は事実上Googleの寡占状態となるため、各方面に衝撃が走っている。競合する検索サイトも危機感を強めており、NTTレゾナントが運営する「goo」は対抗して
「検索エンジンの“ODiN”および“千里眼”と提携する」
方針を明らかにした。
27日夕までにgooの上層部が弊紙記者に語ったもの。それによるとgooでは
「外国の一企業により検索市場が事実上独占されてしまうのは健全な発展を阻害する」
と危惧。「国産技術を結集させて対抗する必要がある」とのことから提携を決断したという。
ODiNと千里眼は、いずれも純国産ではもっとも有名な検索エンジンサービスであり、三者のノウハウを共有し技術開発していくことで巨人Googleに対抗するとのこと。
関係者は
「合計しても検索シェアでははるかにGoogleに劣るが、技術立国の威信をかけてたたかっていきたい」
と意気込みを語っていた。