警視庁は、各地で
「チデジチデジ」
と、変質者がなぞの言葉で呼び掛ける“声かけ事案”が連続発生しているとして警告する声明を発表した。この声かけ事案は、郵便局を中心とした周辺地域で頻発していることから同庁は「かなり変わった嗜好をもつ者のしわざ」と睨んでいる。
文京区在住の坂本トミさん(80)も、声かけ事案に遭遇した被害者。午後3時ごろ、自宅ポスト前で涼んでいたところ、数年前には見たこともないストライプ入りのおかしなかっこうの男がバイクにまたがって近づいてきた。あっけに取られていると、男は
「オバアチャンチデジー」
と意味のまったくわからない言葉で話しかけてきたとのこと。
男はほかにも「ガクブチ」「ビーキャス」「ダビングテン」などと一方的にまくしたてていたが、やがて近所の人に気づかれるとバイクで走り去って行った。同様の声かけ事案は全国で100万件にのぼっており、警視庁は「高齢者を狙った悪質な変態の犯行に違いない」としている。
前出の坂本さんは
「“チデジ”とか、年寄りにはわからんことばっかりで怖かったわい。早く部屋に戻ってニコニコチャンネルの“ストライクウィッチーズ”第2期を見るとしようかの」
と話していた。