文部科学省は28日発売の各週刊誌に綴じ込むかたちで、「サイエンスウォーカー」と題した小冊子の無料配布をおこなう。冊子中では「デートに役立つ科学のトリビア」を数多く紹介。若者に科学への興味をもってもらい“科学離れ”を食い止めるのが狙いだ。総配布部数はおよそ300万部。
若者のあいだでは、科学者は
「もてない」
「もうからない」
「モー娘。オタ」
の「3M」イメージが定着しており、進学・就職の進路決定時に理科系が敬遠される一因となっている。「サイエンスウォーカー」は、科学を身近に感じてもらうことでこういった風潮に一定の歯止めをかけようという趣旨で企画されたもの。
掲載されているトリビアは、いずれも若者のデート時に役立つ内容となっている。
- オギノ式で安全日を確認しよう!
- 終わったあと急いでコーラでアソコを洗えば妊娠しないよ
- アブない病気予防に「イソジン」を持ち歩こう
などの科学的知識が満載だ。
小坂憲次文部科学大臣は記者団からの質問にこたえ
将来、ノーベル賞を受賞した日本人が「あの冊子が科学を志すきっかけになった」と言ってくれる日が来ればうれしい
と、期待感をあらわにしていた。